社長の雑談 第3回

車のメンテナンス」

前回は「車の寿命を延ばすには」ということでいくつか挙げてみましたが、今回はその中で「メンテナンス」を取り上げてみたいと思います。「メンテナンス」とは保守・管理を意味し、車では点検・整備を指します。車の点検・整備には道路運送車両法という法律で自家用乗用車(軽自動車を含む)については走行距離、走行状態を見ながら適切な時期に「日常点検整備」、一年ごとに「定期点検整備」を行うよう義務付けられている法定点検整備があります。また、車の構造によっては必ず行わなければならないメーカー指定の点検整備などがありますが、今日は車の構造が苦手の皆さんが簡単にできる点検方法を紹介します。

  1. まずドアのキーを開けます。(キーレスで開ける時にキーレスボタンを押しても開きにくいときはキーレスの電池が消耗していることが考えられます)
  2. 次に運転席に座りエンジンキー回して(ボタンを押して)ONにします。この時メーターの中の警告灯が全部点灯します。もし点灯しないものがあれば球切れかまたは他の故障の可能性もあります。
  3. 次にエンジンを始動してみましょう。スターターが回りエンジンが始動します。もしスムースに始動しないようでしたらバッテリーが弱いかもしれません。始動しましたらアクセルを軽く踏み込んでください。スムースに回転があがって異音等が無ければOKです。
  4. 続いてブレーキです。エンジンを止めてブレーキペダルを3~5回踏んで下さい。踏んだままエンジンを始動して下さい。この時ペダルが奥へ入っていくようでしたらブレーキの倍力装置は正常です。次に駐車ブレーキを引いたり離したりして引っかかりが無いか、引きしろの多少を点検します。
  5. 次にエンジンはかけたままウインドウウォシャーのスイッチをONにして噴霧状態を確かめます。続けてワイパーのスイッチをONにしてふき取り具合を点検します。ウインドウに線がつくようでしたらゴムを要交換です。
  6. 次はタイヤの空気圧(2.0~3.0f/㎠)・摩耗(溝の深さ1.6㎜以上)・亀裂損傷等を点検します。こちらは最寄りの整備工場やガソリンスタンド等で見てもらうのがよいでしょう。
  7. 次はエンジンオイルの量、汚れ・冷却水の量・ウインドウォッシャ液の量はエンジンフードを開けないとできませんのでフードの開け方が分からない方は、整備工場へ持ち込むことをおすすめします。また灯火類の点検はひとりでは大変なので一緒にみていただくとよいでしょう

もし不具合が見つかったとき、解らないことがあったときはすぐ整備工場へ相談して下さい。   次回は「タイヤについて」です。